今の時代、女性のパーソナルトレーニングというと男性のようにヘビーなウエイトを扱い、体脂肪を可能な限り落とし、腹筋や背筋のカットを見せるなど、やや筋肉質な体型を目指そうとする風潮があるけれど、それはそれでありなどですが自分の目指すイメージとは全く異なります。
よく昔は『女性はトレーニングしても筋肉質にはならない』と言われていた時代もありましたが、現に筋肉質の女性が増えている昨今、その考えは通用しなくなりました。
女性も男性のトレーニングのように漸進的にトレーニングの強度を増やしていけば、筋肉が増えることにより、引き締まりはしますが、太くもなるからです。
『引き締まる=細くなる』ではないことに気をつけたい。
私が求めているのは、あくまで『細さ』であり、必要以上に筋肉を付けた体型ではない。
だから、トレーニングよりも日常生活の消費カロリーを増やすことや『頻繁にタクシーやエレベーターを使ったりなどラクをしないこと』、食事のボリュームを見直すことを主軸にした指導をしています。
目標は筋肉を増やすことではなく、あくまで『細くなること』ですから。
もちろん、すぐに体調を崩してしまいそうな不健康な細さではない。それはまるで色気がない。
日本人的な細さは残しつつ、美しい姿勢、柔軟性、性的魅力が備わり、肌艶も良く自分の身体を意思通りにコントロールできる機能的な身体です。
女性の気持ちを大切にしつつ、私の目指すイメージにも近づけていく。
私にとってのパーソナルトレーニングはその中庸であり、あくまで女性との行動作業なのです。