ダイエットにおける意志の強さとは
私たちはダイエットを始めると『ダイエットのルールには完璧に従うべきだ』と考えます。
- 夜は炭水化物はダメ。
- パンと麺類は禁止。
肉は脂身が多いものは避けること。
いわゆる『食品禁止リスト』なるものがあるかと思います。
でも、不思議です。
- 食べてはいけないと思うほど食べたい気持ちが強くなったりします。
- そして、少しだけならいいかと手を伸ばした瞬間に『やってしまった』『ダイエットは失敗』と思うことはよくあります。
この反応は誰でも同じです。
しかし、これではいつか失敗をして、そのたびに罪悪感に押しつぶされ、自信を失うのが目に見えています。
完璧さを求めたらダイエットは決してうまくいきません。
私たちは食べたいという欲求に負けてしまうと『意志が弱い』という表現をします。
確かに意志が強ければ甘いものの欲求に打ち勝つことができるかもしれません。
これは私の考えですが、ダイエットにおける意志の強さとは、食品禁止リストに従うことでも、空腹に耐えることでもありません。
【最後の目標を見失わず、たとえ本来進むべきルートからはずれてしまったとしても、また元のルートに戻り、目標に向かって突き進むことのできる粘り強さのこと】だと思います。
ダイエットを続ける限り、これからもたくさんの壁が現れます。ルートをはずれることもあります。
まず何事もなくうまくいくことはないと思ってよいでしょう。
しかし、壁に直面することを素直に認めましょう。
そして、そのたびにダイエットを投げ出してしまうのでなく、元のルートに戻りましょう。
少しばかり本来のルートからはずれてしまったくらいで、今までの努力が全てムダになることなんか絶対にないのですから。