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筋肉痛

『トレーニングは筋肉痛にならないと意味がない』と思っている方が多いようです。

確かに筋肉痛は一つの指標にはなり、翌日筋肉痛になると『やった感』はありますが、筋肉痛にならなかったからと言って、そのトレーニングがダメだった、あるいは筋肉の成長が起こらないということはありません。

そうした考えは『追い込まなければ意味がない』という危険な考えに発展します。

いかにも部活の延長で、まるで知性が感じられません。

熟練者にとっては問題のないことであっても、初めてトレーニングをする人にとっては、筋肉の成長という恩恵よりも、怪我のリスクの方が増大します。

運動習慣のないOLさんやデスクワーク中心のお仕事をされてる方に、いきなり限界付近までトレーニングを行わせると、怪我のリスクが一気に上がります。

フォームがよければ問題ないとかそういう問題ではありません。

トレーナーについてもらったけれど腰を痛めた、股関節を痛めたというお客様が少なくありません。何のためのトレーナーなのかわかりません。数ヶ月で治ればまだいいのですが、何年たっても痛いままという方もいます。

話を伺うと、いきなり重いバーベルを担いだスクワットをさせられたり、限界付近までやらされた、という話が多いですね。部活かと。

初心者の方はトレーニングがキツいと、キツいけどその代わり痩せるんじゃないかしら!と思ってしまいがちですが『キツい=痩せる』という構図は成り立ちませんので、そうした体育会的な考えは今日から捨てることです。

そもそもトレーニングは脂肪を燃やす運動ではないので、キツくしたところで痩せる訳ではありません。

多くの方はRM法でトレーニングを実施するかと思います。

<12RMの負荷でスクワットをする>と言ったら、12回目で限界になる重さを使ってスクワットをするという意味です。詳しくはググって下さい。

教科書には、筋肉の成長にはそのくらいの負荷が良いとされていますが、学校の勉強やセミナーだけでトレーナーになったという方はそうした考えに固執しがちです。

自分で一定期間4RMでも20RMでもいいので試してみることです。本当に筋肉は成長しないのか。成長が遅いのか。

人から教わったり、本で学んだことをそのまま信じるのではなく、それを自分で試してみて、アレンジしてみて、初めて自分のものになるのです。

後は、限界付近までトレーニングを行ってしまうと『歯をくいしばる』ことになってしまうからです。

革靴を想像すればわかりますが、履いている時間が長くなれば、当然シワが増えます。

シワを気にしない男性陣は構いませんが、女性にとって顔のシワは大敵です。

せっかく身体が変わってきたのに、顔のシワに悩んでいたら本末転倒です。

そういうとこまで考えられる指導者は私が知っている限りでは少ないです。

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