ダイエット
痩せるには『継続が大切』であることを理解している人は多いが、『太るのも継続』であることに気付いていない人はそれ以上に多い。
先週食べ過ぎて太った、5泊6日の旅行で太った、忘年会と正月で太った。
そんなことは実際にはあり得ない。
体脂肪による体重の増加は、数ヶ月単位のもっと長い期間をかけて行われるもの。
【ダイエットはイベントではなく習慣だ!】
という格言があるが、同じように太るのもイベントではなく習慣であることに早く気付かなければならない。
太ってしまう理由は、昨日食べたピザのせいではなく、毎日ほぼ無意識レベルで口にしているお菓子やお酒などの嗜好品が原因であることが多い。
もし、そんな短期で太ることができたら、世界の食糧危機や飢餓はとうに無くなっているはず。
痩せている人が大量に食べている光景を目の当たりにすると「何であんなにたくさん食べているのに太らないの?」という疑問と同時にジェラシーを感じるものだが、それも同じ。
単発ではたくさん食べるのだが(食後にポッコリお腹が出るのはそのため)、習慣ではないので太らない。または、その日の食事がそれだけかもしれない。体質ではなく、痩せている理由は必ずある。
また太る理由を『食べ物のせい』にするのもよくない。自分の意思で食べた訳だし(誘いを断らなかったことを含め)、それに、2駅前から歩いて帰る、家に帰って30分だけトレーニングをするなど、太るのを回避する選択肢がまだ幾つか残されているのにも関わらず、太る理由を食べ物のせいにするのは、結局は『逃げ』。
本来であれば、食べてしまった自分ではなく、その後、運動しなかった自分を責めるべきなのではないだろうか。
そうした思考に切りかえていかないと、食べることが怖くなるし、食べ物が敵にしか見えなくなる。
本来、食べ物は味方なはずなのに。