自分自身
これをやれば痩せるなんてものは一つもなく、これを食べたら太るなんてものも一つもない。気にしすぎって本当によくありません。
考え方が歪み、視野がどんどん狭くなります。
『木を見て森を見ず』
ダイエットではこの言葉が特に当てはまります。
変に知恵がつき、頭でっかちになると、つい本質を見失ってしまう。
次から次へと耳に入ってくる情報をそのまま鵜呑みにすることはとても危険なことです。
それは、信号が青になったら左右の安全確認をせずに横断するようなもの。
もしかしたら赤信号をギリギリ通過した車が走ってくるかもしれませんし、よそ見運転の自転車が突っ込んでくるかもしれません。
子供のころに教わったことはとても大切です。
スマホに夢中になるあまり、信号が変わっても一向に渡り始めない人や、顔を上げたら左右の確認もしないで、周りの人が横断し始めたからその流れに乗って横断する人がとても多い。
それは自分自身の判断ではない。
与えられた情報を鵜呑みにしてしまうことも、そうしたことと共通している気がします。
左右の安全確認、つまり『自分のフィルター』をきちんと通して考えること。
それは自分を守るということにも繋がります。
単に、痩せるか太るかだけのことなのに、情報が密集し過ぎている。
それはあたかもパンパンに膨れ上がった自宅ののポストのようなもので、本当に自分に必要な物はかなり限定されているはずであり、それ以外のものは全て処分しているはず。
テレビ番組でもなんでもそうで『これをやれば痩せる』という類の特集はいくらでもあり、あたかもそれが『テレビでやってたから正しいダイエット法』のようになってしまっている。
その結果、痩せないと嘆く人が多数現れるわけです。きちんと自分のフィルターを通さないとそうなります。
私は自分の仕事に信念を持ってますし、知名度とか口コミとかそういうことに一切興味がない。メディアやネットを通して価値を計られるのが嫌ですし、物の価値は本人が自分の目で確かめれば良いと思っています。邪魔されずに自分は自分の仕事をしたい。
もっとシンプルに考えればいい。
何か新しく学ぶのではなく、一つずつ削ってみる。
埋もれていた物の中から本当に必要なことが見つかるはずです。
足し算ではなく引き算。
痩せる方法を本当に理解しているのは『自分自身』だけのはず。
答えは常に自分の中にあるものですから。