『太ってても美味しいものを食べて幸せならいいんだよね』という考え方は否定しないけれど(生き方は人それぞれだから)、今の努力が実らないことを諦めて自分自身を正当化しようとしていたり、それだけならまだしも、心の中で痩せている人を妬んでいるケースも多いので、好きか嫌いかで言えば、好きではありません。嫉妬するならせめて同じくらいの努力を積んでからするべきです。
僕の理想は『美味しいものを食べてて、尚且つスリムな身体でいること』なので根本的に考え方が違うのです。そこでそうですよね!なんて言ってしまったら、指導方針やコンセプトがだいぶ変わってきてしまうし、むしろ運動なんかしなくてもいいという話にすらなってくる。話も考え方も合わないので向いているベクトルが真逆ですらあります。
それに太るというのは、生活の収支が合っていない(=マネージメントできていない)ことなので、自分自身もそういうのが苦手なので、好きだから嫌いかで言えば、好きではありません。太っている自分が好きとか、何か特別な事情があって意図して太っているなら話は別だけれど、自分の生活や体型をマネージメントできていないという感覚がすごく嫌いなのです。
どうしてAするためにBを犠牲にしなければならないという二者択一的な考え方しかできないのか、とも思います。AもBも追求していくことは充分可能なのに。
『太ってても美味しいものを食べて幸せならいいんだよね』というのは心の底から本当にそう思っているのか、それとも苦し紛れにそう言っているのか、その差はだいぶ大きいです。