学ぶ
studyとlearnという英語を知っていると思います。
どちらも“勉強する”・“学ぶ”という意味です。が、大切な違いがあります。
study:学ぶこと(自発的)
learn:学ぶこと(受動的)
これが違いです。
studyは自分から率先して、意欲的に勉強することでより多くの知識と知恵を得て、それに大いなる喜びを得る。
一方でlearnとはどういう状態を指すのか。
それは“やらされ気分”で行う勉強のことです。さらに分かりやすく言うならば、強い興味も欲求もない内容の勉強のこと。
つまり両者の違いは何かと言うと“姿勢(意欲)の違い”です。
注意して頂きたいのは姿勢(意欲)の話をしているだけであって学ぶときは低姿勢になるなと言っているのではありません。
物事を学ぶには必ず低姿勢になる必要があります。
【水は高い方から低い方へと流れる】という教えがあります。
なぜlearnではダメか。studyでなくてはダメなのか?
脳科学者によればドーパミン回路が回らずに、記憶として定着せず、脳の発達には効率的でないからです。
ドーパミンとは脳内で分泌される快楽物質のこと。
例えば、恋愛をするとドーパミンが通常の数百倍にまで分泌されるそうです。好きなことを学ぶと人間は快楽的になります。その快楽によって脳に好循環がもたされ向上心が芽生えるという理論です。
study=率先して学ぶということは脳が快楽状態にあります。
やらされ気分になると学ぶことに対して完全に喜びを感じなくなり脳がネガティブな状態に在るのです。
これでは身にも皮にもなりません。非常にもったいない話です。
なぜか?
それは本当にやりたいこと、明確な目標がないからです。