トレーニングをしたら、ガッシリしてきちゃった、、、というお客様がいます。

疑問を紐解いてみましょう。

1. まずトレーニング自体【筋肉を成長させる手段】ですので、これは当然と言ってしまえば当然のことです。

週２回ジムでトレーニングしようと、週４回自宅でトレーニングしようと筋肉は太くなります。

1. その部位だけサイズダウンするということは決してありません。

ダイエットが目的でトレーニングする方は少し注意が必要です。

というのも、トレーニングだけしていれば痩せるといった誤解がそこにはあるからです。

先ほども言ったように、トレーニングというのはあくまで筋肉を太く、そして強く成長させるための手段であり、いくら代謝が上がるとは言え、それだけで痩せるというのは少しオーバーな表現です。

確かにトレーニングは必ず必要になりますが、問題は(食事)もしくは(カロリー収支)にあるからです。

ダイエット(身体を絞る)にしても、バルクアップ(身体を大きくする)にしてもトレーニングは必要なものだと捉える必要があります。

両者においてはトレーニングはトレーニングでも(トレーニング自体の意味合い)が少し異なってきます。

バルクアップの場合は、筋肉を太く、強く、大きくするためにトレーニングを行います。

ダイエットの場合は、筋肉と代謝を減らさないように、それらを維持するためにトレーニングを行います。

バルクアップはオーバーカロリー、ダイエットはアンダーカロリーの状態をつくる必要があります。

ダイエットをしながら『筋肉をつける』または『基礎代謝をあげる』ということは現実的にあり得ないのです。

トレーニングをしたら身体がムキムキ大きくなってしまった女性は、おそらく食事はほとんど変えず、カロリーを抑えることなく、ただトレーニングに励んだ結果そうなってしまった可能性があります。

身体は、筋肉と体脂肪の二重構造になっていますので、筋肉を残したまま上に乗った体脂肪だけを減らすのが理想です。

身体がガッシリしてしまった場合は、体脂肪を減らすことなくその下にある筋肉が成長してしまったためだと言えます。

体脂肪はアンダーカロリーの状態を作って初めて減っていきますので、消費カロリーを増やす有酸素運動、または食事量の調整によって摂取カロリーを抑えつつ、トレーニングを行いましょう。

これが私が考える正しいダイエットです。