パーソナルトレーニング
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田です。
ここ数年のフィットネスブームの高まりには目に見張るものがあります。
ひと昔前までパーソナルトレーナーをつけるなんて、セレブやスポーツ選手がするもので、一般人がするものではなかったです。
しかし、これだけ身近になったがゆえに【パーソナルトレーナーをつける=身体が変わる・ダイエットに成功する】というイメージができあがったように思います。
これはフィットネスブームが生んだ功罪です。
トレーナーをつけても大きな変化は得られず、逆に身体を壊したりケガをしたり、理想の体型に辿り着けない人は少なくありません。
私のスタジオにも、いくつものパーソナルジムにトライしては失敗し、疲れ果てたお客様も来られます。
フィットネスの選択肢は増えたのに、満足できない人が増えているのは、なぜでしょうか。
2つ原因があると思っています。
1つ目は【トレーナーの質に差がありすぎること】です、
2つ目は【その質を見抜けずトレーナーの知識を信じきってしまうお客様が多いこと】です。
日本は資格がなくてもトレーナーになれます。
それらしい運動と食事知識、コミュニケーション力があればなれてしまいます。
トレーナーに習ったことを真似して誰かに教えることができれば、今日からあなたもトレーナーです。
コンテストで好成績を収めた人がトレーナーになるパターンは多いように思われますが、いい身体をしてるからといって教えるのが上手いとは限りません。『名選手は名監督になれるか?』という問いと答えは同じです。
フィットネスブームといえど運動や健康に光が当たるのは嬉しいことですが、トレーナーの需要と供給のバランスは崩壊していると感じます。
需要に追いつくほど、専門知識、プロ魂のある経験豊富なトレーナーは育っていないです。明らかに足りてません。
お客様が本物の知識をもち、的確な指導ができるトレーナーに最初から当たる確率は相当低いです。
だからこそ、選ぶ側にもトレーナーの質を見抜く力が必要になってきます。
知識が浅い人同士がなんとなくトレーニングしたところで良い結果は出ないです。
家を買うのでも何かに投資するときは、それなりに勉強するでしょう。
トレーニングも同じです。
身体に投資すると決めたなら、顧客がその知識をつけることも必要不可欠です。
私は、トレーニングを通して成功体験し自信をつけてほしいと思っています。出来ることと出来ないことを理解し、自分で自分を認められるようになってほしい。心の底からそう思えるようになるたもめに、日々のトレーニングがあります。
そして、お客様には運動って『楽しい』『気持ちいい』『スッキリした』と思ってもらえるかが大切です。
身体を変えるということは、トレーナーとお客様の信頼関係のもとに生まれます。二人三脚です。
トレーナーが本気で向き合い、それぞれの頑張りボタンを押すことで、お客様はひとりでは出せない力を出すことができる。そこに、確かな技術が加わってはじめて身体は変わるものです。
“身体を変える過程でブレない自分を見つけることができ、本来向き合うべきものに向き合えるようになった。それゆえに人生が豊かになった。”というところまでお客様に届けたいと思っています。