レシピ
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田です。
どこのレストランにもシェフのこだわりがあるように、トレーナーにもこだわりがあるものです。
隠し味とまでは言いませんが、私の“レストラン”で実際に提供してるレシピの一部を紹介します。
🔵スクワット系種目は自体重でおこなう。これは脚を必要以上に太くしないため。丸いヒップを作ってるつもりが、高重量のウエイトを扱うことで、太ももまでサイズアップしてしまってる人が多くいます。そもそも私は、ヒップだけを強調させるような体づくりはおこないません。バランスが悪いからです。その人の体をぼんやり遠目で見て、全体的な均整が取れていることが大切だと考えています。
- 🔵肩に特化した種目はおこなわない(他のトレーニングで副次的に使われるから)
例外としてお客様の要望があればおこなわせて頂いてます。
🔵二の腕の種目は極めて低負荷でおこなう(これも肩と同じ考えであり、他のトレーニングで副次的に使われるから)あまり負荷をかけすぎると、二の腕が盛り上がってエラが張ったように見えてしまう。細い腕を作るのであれば、負荷はかけ過ぎないこと。
🔵背中(上背部)のトレーニングはウエイトを用いる。上背部の筋肉は自重トレーニングでは負荷をかけることが難しいからです。ただし、極めて低負荷でおこなうこと。左右にエラが張ったり、カット(筋肉の凹凸)が見えすぎてしまうため。
これらはほんの一部です。
1つだけ断っておくと、美しさの基準は人それぞれ異なるので、正解や不正解という考え方は存在しない。
このレシピはあくまで私が理想とする『美しさ』を作ることが前提であり、そのために独自で考案したもの。
あくまで女性らしい『華奢』な部分は残しておき、その中で1本芯の通ったカラダが私の理想です。
筋肉をつけたり痩せたりすることは二の次三の次。厳しいことを言うなら、そんなこと誰でもできるのです。筋トレしてプロテイン飲んでればいい。
だが、結果的にみんな同じような身体になるから、個性も生まれなければ、際だった価値も生まれない。人と違うからこそ個性や価値が生まれるのである。そのためには勇気と強い意志、そして決断力が必要です。
体づくりには、美的センスが問われる。
私にとって体づくりは理論よりもセンス。そして女性が求めているのも理論よりセンス。
写真1枚撮るのだってそう。適当に撮る人もいれば、1枚の写真を仕上げるのに何日もかける人もいる。自分の中で納得がいくまで徹底的に追い込む。
本当に美しいものは、時代や環境なんかに左右されない。
美しいものには必ず理由があり、作り手の想いがそこに隠れているのである。