安心が先。成長が後。
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田です。
仕事やスポーツで人を育てていく中で『まずはあたたかく迎え入れて、その人の居場所をつくること』の重要性を伝えると『いやいや、甘いですよ。そんなやわな育て方では、これから先やっていけない』と言われる方がいます。
もちろんその通りかもしれません。
だけど、強い心を鍛えるのは安心の後の話なんです。
人が成長していくには順番があります。
まず何より1番必要なのは『自分はここにいていいんだ』という安心感という名の自己肯定感。
その自己肯定ができて初めて人は成長し始めます。
確かに、その人の段階によって能力を磨いたり、専門的なスキルが必要とされるときには、何でも『いいよ、いいよ』ではやっていけないのは確かです。
ただ、居場所もできてないうちから、いきなり厳しく技術だけを教えても絶対に人は育たない。
- 昭和のスポ根はもう通用しません。
育成も時代と共に進化しなければなりません。
最初に必要なものは、母親的な愛、そして安心感。それが満たされて安心の土台ができたときに、人は初めて『志』や『使命感』といった父親的な意志を持てるようになります。
安心が先、成長はその後です。
※補足
心理学でこんな話があります。
大人でも子供でもケガをしたとき1番いいのは『痛いの我慢しなさい』ていさめるより、『痛いよ、痛いよ』と言わせてあげる方が、早く落ち着くし、治りも早くなるらしいです。
痛みを押さえ込むんじゃなくて、一旦、痛みを吐き出してみると感情っていう暴れ馬はおとなしくなる。
我慢せずに感情を放出してみよう。