意識の高い人、低い人の違い
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
トレーナーの仕事を始めて13年ほどになります。自慢するまでもない話ですが、もう10年以上風邪を引いてません。
これはトレーナーという健康に携わる職業に就いてるから当然という見方もありますが、まずフリーランスとして働いている意識が強いからです。
フリーランスというのは、仕事のみならずプライベートで起こることの全ての責任を自分自身で負わなければなりません。もし怪我や病気で仕事ができなくなっても、代わりに働いてくれる人はいませんし、その瞬間から収入がストップします。
ただ、そこで私は『自己責任』という表現はしません。自分だけの責任で収まらないからです。仕事がある以上、その先には『お客様』の存在があるわけで、もし自分の身に何かあれば悲しんだり迷惑がかかるのはお客様だからです。『自己責任』という言葉は“逃げ”だと思っていますので、自己責任で済むならそんなにラクな話はありません。
一つ思うのは『それってフリーランスに限った話じゃないですよね』ということ。サラリーマンだってOLだって同じことが言えるのではないでしょうか。
フリーランスと違い、その日体調を崩したからといって収入がストップするわけではありません。ただ、あなたがいないことによりそれまで円滑に回っていた仕事が滞るのではないでしょうか。そして、他の誰かがあなたの代わりに働かなければならないのではないでしょうか。恐らく、このあたりの認識が甘い人がいることが、職場でストレスを溜める一因となっていると思うのです。
なので、私はフリーランスもサラリーマンも『責任の重さは同じ』だと考えているのです。それでも『いやいや、フリーランスの責任の重さはサラリーマンの比じゃないよ』という声があるのであれば、私はそこは明確に否定します。逆に言えば『それだけ低い意識で働いている』と思うのです。もし体調を崩しても、他の誰かが代わりにやってくれる。それって『授業休んでも誰かがノート見せてくれる』と考えている学生と変わりません。
要するに、自分の仕事に『プライド』を持っているかどうかの差だと思います。俺はなにがあっても仕事は休まない、俺の代わりはいない、この仕事は俺にしかできないんだ。そういうプライドが少しでもあれば、あなたの仕事に対する意識も変わるのではないでしょうか。
私は、誰かしらの仕事で社会が回っている以上『職業に差なんかない』と思っている人間ですから、どんなに賃金が安かろうが高かろうが、地位が低かろうが高かろうが、誰に対してもフェアに接しますし、そうあるべきだと思うのです。
何事においても『健康ありき』です。このご時世ですから一層お体を大切にして下さいね。
“自分の仕事にプライドを持つこと”あなたの代わりはいないのだから。