体を動かす
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
『病は気から』という言葉があります。
私もこの考えには肯定的な立場です。というのも、日常的に強いストレスを感じてる方ほど体調を崩しやすい、あるいは太りやすいという私なりの統計があるからです。
思い当たる方も多いかと思います。職場に嫌いな同僚や上司がいる、残業時間が長い、いつも知人の愚痴を聞かされる、旦那が協力的じゃない、などストレスの原因は様々ですが、このような生活を続けていると、体調に異変が起こりやすくなるんです。
私が思うのは、日本人は『ストレスマネージメントが苦手』ということ。ストレスマネージメントというのは、自分でストレスをマネージ(管理)することです。
休日ゆっくり休んだはずなのに、なぜか疲れが抜けない、むしろ体が重くなっていることってあると思うんですね。
この疲労の正体は、肉体ではなく精神からくるものです。
では、どうすればいいかというと『運動』の出番です。
『疲れてるのに運動なんて…』と思うかもしれません。例えば、連日の激務で疲れていたはずが、少しジムやパーソナルに行き運動したらスッキリした。あるいは、少し遠回りして、いつもと違う道で帰ったら気分転換になったなど。頭の中がスッキリする感覚を感じた経験があるかと思います。
こういうときって精神が疲れているだけで、実は肉体は元気だったりします。
『筋肉や心肺機能を高めることは、運動の副次的な効果にすぎない』(ジョンJレイティ著「脳を鍛えるには運動しかない!」)
単に運動というと、筋肉や心肺機能を高めること、あるいはダイエットや綺麗な体型をつくることのイメージが強いですが、そういったものはあくまで運動の副次的な効果に過ぎないということです。
言ってしまえば『おまけ』みたいなものです。それよりも、運動することで様々な悩みやストレスから解放され、脳がリフレッシュな状態となり、ポジティブな思考になりやすくなる。そうした恩恵のほうが遙かに価値があるということです。
運動というと、ジムに行くことや外でジョギングするイメージがあるかと思いますが、もっと幅広く考えてみること。散歩や買い物、料理だって立派な運動です。狭い考え方や形式に縛られないことが重要であり、運動のスタイルは自分で決めればいいわけです。
寝転がって一生懸命頭の中を動かしても、悩みは解決しません。
重要なのは『頭ではなく、体を動かすこと』です。その結果として、ストレスが緩和され、より運動らしい運動に繋がっていく。このサイクルを円滑に回すことが、健康、そして綺麗な体をつくる上で非常に重要なんです。
【気付いてたら痩せてた】くらいがちょうどいい。