誇り
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
日本人って良くも悪くも『みんなと同じ』『輪を乱さない』『杭は出すぎない』が尊ばれる文化のもとに生きていますから、髪型にしても、服装にしても、カラダ作りにしても、何かが流行りだせばみんなそれに乗っかろうとしますよね。
それはそれで良いこともあるんですが『量産型人間』を生み出すこととなり、せっかくの個性が死んでしまうんですよね。正直、私からすれば『つまらないな』『もったいないな』と思うわけです。
『絵の具がキャンパスからはみ出ることを恐れない。これはもっと大きな意味です。私たちはもっと自由に生きても良いということです』
『人間には、私たちがまだ気付いていない、とんでもない可能性が眠っている』
これはお客様も同じです。
『昔から運動が苦手で…』という方に限って、変なクセがないから、上達が早かったり、飲み込みが早かったり、フォームが綺麗だったりするんです。
だから私は『あなたは体育の授業は苦手かもしれないけど、運動は苦手じゃないですよ』と伝えています。そうすると、グングン伸びていくから本当に面白いわけです。
先入観とか固定観念とか、並列的な考えとか、私はそういうのがとにかく嫌いです。せっかく広い世界に生きているわけだから色々やってみたら?って思うわけです。みんながやってるとか、こうじゃなきゃダメとか、そんな閉鎖的な世界じゃなくて、もっと自由に伸び伸び運動したらいいじゃない、って思うわけです。
それに私としては『近所だから』とか『オシャレだから』という理由だけでトレーナーを選んで欲しくないんです。
日本料理店の『割烹⚪⚪』『天ぷら⚪⚪』のように、“この人が作っているお店だから”という理由で、きちんと中にいる『人』や『サービス』で選んで欲しいんです。
じゃないと私みたいな『ひねくれ者』とは本当に相性が合わないと思います。昔から職人気質な面があるんで、『うちはずっとこの味でやってる』というのがあるんです。だから絶対流行りのようなものには乗らないし、これからもです。
商売の本質は『自分が欲しいものを売る』だと私は考えています。これはラーメン屋もそうだと思います。
『うちのスープが1番に決まってる』『チャーシューならどこにも負けない』という誇りを持っていると思うんですよ。逆に、自分の店の味をそこまで好きでもない店員が作るラーメンって食べたいと思わないですよね。
私も『自分の味』には誇りを持っていますので、もし自分が女性だったら『こういうカラダになりたいな』という意識で仕事をしています。
万人うけする商売ではなく。自分の求める価値観に共鳴した“一部の人”にだけ売れればいいと思っています。
トレーニングの真の目的は、体を絞ることよりも【生涯に渡って、自分の体型を管理できるように自立すること】です。
私のセッションでは、体づくりも同時進行で行いますが、それよりも【カラダのことを学ぶこと】という姿勢を第一にお持ち頂き指導させてもらっています。