『成長』と『成功』
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
生きていると色んなことがあります。
調子のいい日、なんとなく調子の優れない日。
『どうすれば一定になれるのだろい?継続的に調子を上げていく方法はないかな?』と考えていたとき、ある人がこう言ってくれた。
『あのな、人間いつも絶好調なんで無理だよ。そんな不自然なことは目指すな。調子悪いときも(そんなときもあるよ)と割り切って自分を磨けよ』
最初はその言葉の意味が腑に落ちなかったけど、こう思うようになった。バイオリズムのグラフを想像してみてほしい。山になったり、谷になったりする図が思い浮かぶはずです。
まず、凹んだ谷の部分。
調子が悪いとき。例えば良い出会いがない。仕事がうまくいかない。恋人とケンカした。人間関係のトラブルが絶えない、どうしても自分を好きになれない等。
では、その時期をどう考えるか?
人はうまくいかないときだからこそ、人間は問題意識を持つようになり、そのおかげで本を読んだり、自分自身を磨いたり、これからのことを真剣に考えるようになる。
ということは、バイオリズムが下がった時は、自分が成長する絶好の機会だということになる。
私はこの時期を【成長期】と呼んでいます。
うまくいかない時だからこそ成長のチャンスなんです。
ここで一生懸命自分と向き合うと、ある日曲線が上がり始める。『明けない夜はない』という言葉がありますが、まさにその通りで、苦しい時、谷だと思っている時にこそ人間は成長できるんです。全く自分のバイオリズムが上がらないと思ったとしても、学んでいる時は自分の中に大きな力が蓄積されています。
『あ、今は成長期なんだな』と信じて、これからもあなた自身を磨き続けていこう。
そして【成長期】が終わると今度は右肩上がりにバイオリズムが上がり始める。
私はこの時期を【成功期】と呼んでいます。
苦しかった時期に身につけたことが実り始め、やることなすことがうまくかみ合っていく、そんなとき。
人は誰も【忘れる力】を持っています。
過去にとらわれすぎると前向きに進まなくなってしまうから、天が人間にくれた力なのかもしれない。
しかし、うまくいってる時こそ【忘れる力】に要注意です。
苦しかったことを忘れるのは人間の性かもしれないけど、『成長期』に支えてくれた人、教えを忘れてしまうと思わぬしっぺ返しをくらうことがある。
会社を始めたばかりの頃は謙虚で頭を下げていても、うまくいくと自分の大切にすべき人の存在を忘れ、派手な新しい世界ばかりに目がいってしまいがちになることが増え、ふと振り返ると自分の大切なものをなくしてしまっていた、という話はよく聞く。
では、どう考えればいいのか?
うまくいってる時にこそ、自分を支えてくれた人たちに感謝をしていくのです。そうすれば、足元をすくわれることは減り、成功期が長く続く。
人生にはバイオリズムがあることをあらかじめ覚えておくと楽になる。
そうすればまた右肩下がりの『成長期』に備え、何をすべきかが見えてくる。その備えをしっかりしておけばしておくほど、成功期は長く右肩上がりに伸び、次に成長期が短くなっていく。
バイオリズム的に見ると、人生の良い時期、悪い時期という捉え方になりますが、こう考えると人間には【成長期】と【成功期】この二つしか存在しないのです。
今自分が【成長期】だと思われる人は、しっかり自分の力を蓄えていこう。
そして【成功期】に入っている人は、自分の身近なところ、身近な人、そして身近な仕事を大切にしていこう。
そう考えれば人生はいつも楽しいものになります。