心ひとつの置きどころ
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
うまくいき続ければ自信はつきます。逆に失敗し続ければ自信はなくなります。これは当たり前。
でも、うまくいった方がいいに決まってます。だったら、うまくいくまで続ければいい。
そもそも成功とか失敗ていうのは、あくまで本人の主観的なものです。簡単に言えば単なる思い込み。
周りから見て『あの人うまくいってるよね』ていくら言われたって本人は全く満足していないことだってあります。
逆に、誰にも相手にされなくても、とっても幸せに生きている人もいます。
1億稼いでも『足りない』て人もいれば、年収300万でも『毎日が幸せだね~』て言ってる人もいます。わからないものです。
だって幸せの基準て自分の思い込みなんですから。人にとって幸せなことが自分にとって全く幸せじゃないこともあります。
何を成功とし、何を失敗とするかは結局は自分が決めること。周りの基準に合わせすぎると自分がなくなります。『周りはそう言ってるけど、自分はどう思うんだろう』
周りに流されず、そう向き合うことって大切なことです。
人は誰しもが幸せになることを望んでいます。しかし、中には自分で自分を幸せから遠ざけているような人もいます。
そういう人に是非、気づいてほしい、私の師匠からお聞きした話をします。
『人はそれぞれ幸せの基準が一人一人違うよね。“幸せ”というのは測れない。だから基準もない。その人の心の中にあるものだからね。一つ一つが違うんだよ。そこで大切なことは、自分の幸せの基準を低く持つということ。それが“心ひとつの置きどころ”なんだ。人は生きている間、たくさんの経験をしているうちにどうしても、自分の手が届かないような、高いところに幸せの基準を置いてしまうんだ。そうすると苦しくなる。だから、幸せの基準を低く持つようにするんだよ。そうすると、小さいけどたくさんの気づきがあり、どんなことにも“ありがとう!”と感謝ができるんだよ』
幸せになれない人というのは、今の自分に幸せを感じなければ、感謝もしない。常に自分に足りないものばかりに目がいき『これがあれば、幸せになれる』と思っているようです。
そして、欲しいものを手に入れた瞬間から、また次に足りないものを探しだして不平・不満を言う。これではいつまでたっても幸せを手に入れることはできません。
私は師匠からこの話を聞いてから『今の自分は最高に幸せだ!』と思うようにしています。
朝起きたら、目が覚めて幸せ。仕事に行ったら、仕事をさせて頂けることに幸せ。家に帰れば、帰るところがあって幸せ。
こうしていろんな幸せを自分で探していくと、いろんなことに気づかされます。そして何より、自分が生かされていることに気づき、自然と感謝の念が湧いてきます。
人間には等しく、持って生まれた無限の可能性があります。それに気づけるかどうかも、この“心ひとつの置きどころ”によって変わってくるんですよね。