適応
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
- ダイエットをおこなう上で欠かせないのか【適応】という考え方です。
適応とは(状況や環境にあわせて自分自身を変化させること)です。
『筋肉』で説明します。
- 筋肉の大きな男性がいたとします。日々トレーニングに励み、栄養摂取や十分な休養も欠かしません。しかし、怪我でしばらくトレーニングができなくなってしまったとします。
- 当然のことながら筋肉は減っていきますよね。
- ポイントはここです。
- 『なぜ筋肉は減ってしまうのか?』
怪我をしてカラダを動かせないわけですから、筋肉が減ってしまうのは当たり前です。
しかし、別の見方をすれば『あなたはもうトレーニングしてないから、そんなに筋肉は必要ありませんよ』ということになります。
- つまり、これまではトレーニングという環境・状況に身を置いていた為、そのレベルの筋肉が必要でした。
しかし、怪我をしてトレーニングができなくなった段階で、そのレベルの筋肉は必要なくなります。
カラダにとってみたら必要以上の筋肉は必要なくなり、日常生活をこなせるだけの筋肉があれば十分だからです。このようにカラダは環境や状況に応じて適応します。
- 女性のダイエットにおいても同じことが言えます。運動をしているうちは、カラダもその運動に適したカタチに変化していきます。(適応)
どのレベルで運動をしているかにもよりますが、基本的には筋肉はつき不要な体脂肪は減る方向になります。運動をするにあたって、ある程度の筋肉は必要ですし、余分な体脂肪は必要ないからです。
- 先ほどの男性の筋肉でも説明したように、運動をやめてしまえば筋肉は自然に減っていきます。筋肉が減ってしまうことにより相対的に体脂肪の割合も高くなります。
部活動に励んでいた学生やアスリートが、引退後に太りやすいのと同じメカニズムです。
『2カ月ダイエット頑張る』のであれば、その2カ月はカラダは成長し続けます。しかし、2カ月が過ぎて運動から離れれば、カラダはみるみる退化していきます。2カ月頑張ればカラダはずっとそのままという訳にはいかないのです。
『運動は継続が大切』これはよく言われることですが、それも『運動のある生活』という環境・状況にカラダをできるだけ適応させるためです。そう言われるだけの理由がきちんとあるんです。
引き締まってる人のライフスタイルをよく観察してみて下さい。もともと日常生活でよく動いているか、運動というカタチによって、とにかく『動ける仕様のカラダ』になっているはずです。
逆に1週間のほとんどをダラダラと過ごし、たまに運動をする。ゼロよりかはいいでしょうが、それでは(ダラダラとした環境で過ごすのに十分なカラダ)になりますが、とても引き締まったカラダになるのは難しいと言えます。
どのような環境・状況に身をおくのか。どのようなカラダで人生を過ごすのか。
それは一人一人が決めることであり、誰からも強制されるものではありません。誰の責任でもありません。
ダイエットは始めるも辞めるもすべて本人の自由。
自分の生き方は自分の意思で決めるものです。