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【部分痩せはできるの?】

京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。

今回は、女性の悩みNO.1【下半身痩せ】について。

女性からもっとも多い質問の一つが【どうやったら下半身だけ痩せますか?】です。

【下半身痩せの方法を徹底解説!正しくダイエットをして理想の美脚を目指そう!】というテーマで解説していきます。

下半身太りで悩んでいる女性は、ぜひ最後までお読み頂ければ嬉しいです。

下半身だけ痩せることはできるの?

結論から言いますと

『できない』と考えていい。

いわゆる『部分痩せ』であるが、これは実際には難しい。

しかも、下半身に限った話ではありません。

基本的に『体のどこか一部分だけ痩せることはできない』のです。

専門家によっては『部分痩せはできる』と言う人もいますが、私の指導経験からも、まず部分痩せはできないと考えていただいていいです。

人はまんべんなく太り、まんべんなく痩せる。

良く『下半身だけ太っちゃった』という声を聞きます。

しかし、実際には『他の部分も同じように太っている』んです。

そして逆に、痩せる時も下半身だけ痩せるということはなく、上半身も一緒に痩せていくのです。

痩せていないことに気付いていない衝撃の理由。

そもそも、『全身それぞれの部位にある脂肪細胞の大きさは同じ』

腕や脚、お腹など、それぞれの脂肪細胞の大きさは同じなんです。

しかし、数は違います。

例えば、腕と太ももを比べてみましょう。

それぞれの脂肪細胞の大きさは同じ。

しかし、腕は太ももに比べると元々細いので、脂肪細胞の数も少ないんです。

ダイエットに成功して、50cmだった太ももが、45cmまで細くなったとしましょう。(1/10の減少)

太ももが1/10細くなったら、腕も同じように1/10細くなっているんです。

でも、腕は元々が細いパーツだから『細くなったように見えない』のです。

逆に、太ももやお腹まわりなどの元々太いパーツは、すごく痩せたように見えるのです。

腕だけじゃなく、手足の指や、ふくらはぎ、顔も、ちゃんと1/10の割合で痩せているんです。

元々のパーツが小さかったり、細かったりするから、痩せたことに気付かないだけなんです。

そして、太るときも同じ。

1/10太ったとしても、脂肪細胞が多い太ももやお腹、腰回りは太ったように感じやすい。

けれど、腕やふくらはぎなどは、そこまで気付きにくかったりするんです。

もちろん、人それぞれこだわりのあるパーツは違うから『顔に肉がついた』『ふくらはぎが太くなった』などと気づくこともあるから、一概には言えない。

【気になる部分だけについ目がいってしまうのが人の性(さが)です】

体のどのパーツも同じように痩せて、同じように太っていくので『ここだけ痩せる』または『ここだけ太る』ということはまずないと覚えておきましょう。

なぜ下半身だけ太く見えてしまうの?

明らかに下半身だけ太い人もいますよね。いくつか考えられる原因があります。

全身まんべんなく痩せ、太るということがわかったと思います。

しかし、それでも『下半身だけが太い』と悩む女性は多い。

✔️【上半身の筋肉が少なすぎる】

女性は男性に比べると、元々上半身の筋肉が少ない。

そうすると、全身の体脂肪が均一であっても、上半身だけが細くなるので、下半身が太く見えてしまうのです。

下半身の筋肉は、歩いたり、階段を使ったり、日常生活でもある程度使われるので衰えにくかったりします。

しかし、上半身の筋肉は、日常生活ではなかなか使う機会がない。なので、下半身に比べると衰えやすい傾向にあるのです。

そうすると、上下でバランスが悪くなるのは当然。

上半身の筋肉が圧倒的に少ない女性の割合が8~9割くらいなんです。

なので、体脂肪が下半身に集中しているというよりは、筋肉がアンバランスになっている結果、下半身だけ太く見えてしまっている可能性が高いのです。

✔️【下半身のトレーニングばかりやっている】

女性が気になるパーツの上位が【脚やお尻】などの下半身である。

なので、自宅やジムなどで、積極的に下半身を鍛えている女性が多い。

実際に、世の中に出回っている女性向けのダイエットグッズも、下半身のコンプレックスを解消するためのものが多い。

しかし、男性の場合は真逆。

胸や腕、背中など、上半身のトレーニングを好んで行う傾向が強い。

男らしさをアピールできるパーツだからです。

面白いことに、下半身のトレーニングが嫌いという人は本当に多いです。

このように、【人は自分の好きなパーツだけを集中して鍛える傾向が強い】

ここで注意しておきたいことが1つあります。

筋肉は太くなるけれど【細くはならない】ということ。

よく、脚を細くするために、脚のトレーニングを積極的にやる女性が多いのですが、残念ながら、それで脚が細くなるということはありません。

筋トレはあくまで【筋肉を太くするための運動】だから、やり過ぎれば、逆に下半身が太くなってしまう可能性が高いのです。

これが『お尻を丸くしたい』というのであれば話は別。

お尻のトレーニングをすれば、お尻の筋肉は大きくなっていくので、積極的にトレーニングをするのは正解。

男性が上半身の筋肉を好んで鍛える理由も同じ。

【筋肉を大きくするため】です。

【男性も女性も筋肉のつき方は同じなので、筋トレをすると、男性だけ筋肉が太くなって、女性だけ筋肉が細くなるということはない】

なので、女性は下半身ばかり鍛えるのではなく、上半身もバランスよく鍛えることが大切です。

【ゴツくなるから上半身は鍛えたくない】という女性が多い。

しかし、すでに筋肉が衰えてしまっている女性が多いので、それをゼロに戻せばいいだけの話。

なにも、アスリートのように『プラス』にする必要はありません。

『もうすでに肩幅がゴツいから、これ以上鍛えたくない』という女性もいますが、これも勘違い。

筋肉でゴツくなっているのではなく、体脂肪が乗ってゴツくなっていることがほとんどです。

筋肉で太いのか、体脂肪で太いのか、なかなか自分ではわからないので、できればフィットネスジムなどにある高性能の体組成計で測定してもらうことをオススメします。

✔️【むくんでしまっている】

女性の多い悩みの1つ『むくみ』

むくみとは、簡単に言えば【余分な水分や老廃物が溜まってしまっている状態】のこと。

特に下半身は、重力の関係で水分や老廃物が滞りやすく、むくんでしまう傾向があります。

デスクワークや立ちっぱなしのまま仕事をする人に特に多い。

体脂肪とは別ものであるが、むくんでしまっているがゆえに、太く見えてしまっている可能性もあります。

マッサージやウォーキング、軽いランニングなどをおこなうことで、筋肉が【ポンプの役割】を果たし、血液の流れが良くなることで改善しやすい。

下半身痩せのコツ!

では、どうしたらバランスのいい体型になり、下半身を細く見せることができるのだろう?

答えは一つ。

【痩せるしかない】

結局そうですか。となりますよね。

やはり、体脂肪を減らすには痩せるしかない。

『これだけやれば脚がスッキリ!』と夢を見たい気持ちはわかりますが、そんなに甘い話じゃない。

考え方としては以下の通り。

★基本的には、全身の筋トレをして基礎代謝を上げること。

★上半身6:下半身4くらいのイメージ。

★プラスで軽めの有酸素運動をすると良い。

★食事は、1日の摂取カロリーを超えてなければそこまで気にすることはない。

下半身は『筋肉をつける』というよりも、『筋肉が落ちないようにする』くらいのイメージで、自重トレーニングなどで軽く鍛えればいいというのが私の考えです。

日々ランニングしている人であれば、特に下半身のトレーニングは必要ないとすら考えている。

それよりも、【上半身のトレーニングもきちんと行うこと】

イメージとしては【上半身6:下半身4】くらい。最低でも【5:5】くらいになるようにしよう。

そして、女性は上半身の筋肉が少ないので、その分【基礎代謝も低い】傾向があります。

特に『ゴツくなるのが嫌!』という理由で上半身のトレーニングは避けてきた人は、その分、基礎代謝が低い可能性があり、それだけ太りやすかったりもします。

自重トレーニングや軽いダンベルで構わないので、上半身の筋肉もきちんと鍛えること。

胸や背中などの大きな筋肉を優先的に鍛えれば、それだけ代謝も上がりやすくなります。

そして【軽めの有酸素運動】を取り入れましょう。

30分~1時間くらいのウォーキングや軽めのランニングで構いません。それを週に2~3回もやれば充分です。

あと、1番気になるのが食事だと思います。

厳密に言えばキリがありませんが、一つだけお伝えしておくと【極端なダイエット法はやめること】です。

典型的なのが、炭水化物だけ摂らないとか、脂質は全カットするとか、今日からお酒は辞めるとか、夜はプロテインだけにするとか。

というのも、極端なダイエット法をすると【太った原因を特定しにくくなるから】です。

あれこれ制限してしまったり、色んな方法を試してしまうと【なにが原因で太ったかのか】がわからなくなってしまうからです。

言ってしまうなら、病気や怪我をして、自分であれこれ勝手に治療しようとして、失敗したから医者に駆けつけるようなもの。原因がわかりにくくなってしまうばかりか、治療が遅れてしまうからです。

また仮に痩せたとしても【運動で瘦せたのか、それとも食事で痩せたのかがわからなくなる】

しかも、極端な食事が原因で『筋トレしてるのに筋肉がつかない』『体重は落ちてるのに、体脂肪だけ落ちない』というようなことまで起こりやすい。

なので、食事に関してはそこまで神経質になる必要はありません。

1日の自分の消費カロリーをチェックして、それを大幅に超えていなければ大丈夫です。

まとめ

どちらかというと、実践的な内容ではなく、考え方的な内容でお伝えしました。

下半身痩せについては、専門家の間でも意見が分かれ、これと言った正解がないのが実際のところです。

よく【姿勢が悪いと脚が太くなる】とも言われたりします。

もちろん間違いではありません。

しかし、日常生活の動きの中でちょっと姿勢が悪いからって『そこまで太くなる?』とも思います。

これがもしランニングやスポーツしている人であればそうかもしれません。

ちょっとしたフォームの崩れが、太ももなどに余計な負担をかけることになるので、脚が太くなってしまうことはよくあります。

しかし、日常生活でそうなるとはどうも考えにくい。少しオーバーな表現かな?とも思っています。

今回の内容も一個人の意見でしかないので、参考程度にして頂ければ幸いです。

100人いれば100通りの体型のパターンがあるので、今回の内容が当てはまらない可能性も充分にあります。

 

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