ジムに行くべき理由
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
太る原因って様々ですが、意外と日常生活の何気ないところにあったりします。
私が驚くのは、駅のエスカレーターを使うのに、10m以上の列に平気で並んでいる人が多いこと。
もちろん、隣の階段はガラ空きです。
『いやいや、どんだけ歩きたくないのよ』って思うんです。
これが、高齢の方であったり、脚が悪い方だったら話は別です。また、ものすごく地下に潜り込んだ駅でも話は別です。
絶対、歩いた方が早い!というレベルの階段でも、大行列を作っているわけですから、驚きます。
私は、エスカレーターは太る組、階段は痩せる組。と考えています。
その人の生活の一部だけを見て判断するのは良くないことは分かっています。
ですが
大行列に並んでまでエスカレーターを使うような方が、健康意識が高いはずがない。
そう思うんです。『疲れるからイヤだ』『息があがるからムリ』という気持ちはわかりますが、そうすると、どんどん体重が増えて、動くのが面倒になって、さらに体重が増えていくという、悪循環にハマってしまうんですね。
この悪循環にハマるとなかなか抜け出せないので、どこかできちんと断ち切らなければなりません。
ラクしたツケというのは、必ず後で返ってきます。
便利な世の中です。
駅やマンションもエレベーターやエスカレーターが設置されていますし、フラット化が進んでいます。LINEやSNSを使えば、直接会わなくても自由にコミュニケーションが取れます。電動自転車やお掃除ロボットの登場など、私たちの生活はどんどんラクになっています。
ラクになるということは、裏を返せば【体を使わなくなる】ということ。体を使わなければ、筋肉や体力はどんどん衰え、カロリーを消費しなくなるので、どんどん太っていきます。
ただし、妊娠さんや乳幼児を抱えた方、障害者の方、高齢の方にとっては、喜ばしいことですし、必要なものです。積極的に活用して下さい。
しかし、そうではない健康な人たちが、日頃からエスカレーターやエレベーターばかり使っていれば、どんどんカラダは退化し、太っていくのは明らかです。
みなさんは、ジムに行くべき本当の理由を考えたことがあるでしょうか。
多くの方は、丸いヒップが欲しい、脚の間に隙間が欲しい、腹筋に綺麗な縦線を入れたい、といった目的でジムに通っているはずです。
もちろん、それでもいいんです。
ですが、私が考えるジムに行くべき本当の理由は、便利な生活の恩恵を亨受している帳尻を合わせるため、なんですね。
つまり、バランスをとるためです。
矛盾するようですが、エスカレーターもエレベーターもタクシーも全然使っていいんですよ。汗をかきたくなかったり、重い荷物を持っていたり、そういう時は全然使ってOK。
けど、その時はラクをしたんだから、ちゃんとジムで体を動かすなり、後でランニングをするなり、どこかで帳尻を合わせないといけないよ、ということです。
すぐに太ってしまう方って、そうした調整ができていないことが多いんです。
これは食事についても同じです。
私はいつも『お菓子でもジャンクフードでも全然食べてもいいですよ』と、お伝えしています。
でもそれは、その前後できちんと帳尻を合わせる行為があっての話です。運動も肉体労働もしてないのに、お菓子やジャンクフードばかり食べてたら太るのは当たり前です。
よくあるのが『あぁ、ハーゲンダッツ食べちゃった』『チーズケーキつまんじゃった』と後悔するシーン。
【運動しましょう】って思うんです。
全然良いんですよ食べても。すべてバランスの問題なんですから。
少しでも日頃からラクをしている自覚のある人は、どこかで調整しなければなりません。
- そうでないと遅かれ早かれ、必ず太ります。
今は若さでキープできていても、年齢を重ねた時に【若い頃は痩せてた】ということが、高い確率で起こるからです。
そうならないためにも、ちゃんとジムに行くなり、ランニングするなりして、体を労ってあげて下さい。