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心の空間

京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。

この前、女性のお客様からこんな質問をうけました。

『付き合ってる彼氏と別れることになりました。運命の人って思ってるほど大好きだったのに、縁が切れてしまうのは、どうしてですか?』

あくまで私の意見ですが、縁が切れる原因て色々あります。人によって違いますが、ほとんどの場合は『相手の〝心の空間』をおかしたことにあるかなと。

〝心の空間〟とは、人には自分の必要な〝心の空間〟というのがあります。それは『自由に、のびのび動ける場所』っていうのかな。〝心の空間〟がたくさん必要な人と、少しでも大丈夫な人と差はありますが、必ず『必要な〝心の空間』というのがあります。

付き合ってる相手だったり、結婚相手だとしても、自分の〝心の空間〟をおかされると、ものすごくイヤなんですよね。

例えば、奥さんが『韓流ドラマ』が好きで、韓国の俳優をおっかけてるとします。それで、その奥さんのダンナも韓流ドラマが好きだったら、夫婦で一緒に楽しめて『楽しい〝心の空間〟』が大きくなります。

ダンナは韓流ドラマに興味がなくても、奥さんに『おまえは、韓流ドラマ好きだもんな。楽しみ』とか言っていればいいんです。それは、相手の〝心の空間〟を認めてあげたことになります。

だが、『韓流ドラマなんかくだらない、つまらない、見るのやめろ』って言うのは、奥さんの〝心の空間〟に踏み込んで、減らそうとしてることになります。こういうことをされるとダンナのことがイヤになるんですよね。

結婚してからも、付き合ってる時でも、相手が好きでたまらない時は、お互い相手の〝心の空間〟に入り込んでも、文句は言わない時期があります。だけど、お互いがもともと他人だから、相手とは違う〝心の空間〟があって当たり前なんです。

『この人は、このくらいの空間だから』って、認めてくれる人とは、長く一緒にいられるんですよ。〝心の空間〟を認めてくれる人は、自分の〝心の空間〟の中にいてもいいですもんね。

愛があるから、相手の〝心の空間〟にズケズケ入っていいんじゃないですよ。愛があるから、相手の〝心の空間〟を大事にして、守ってあげなきゃいけないんですよ。

そして、これは親子関係に対しても言えます。

子供を立派な人に育てたかったら、なるべく大きな〝心の空間〟を与えてあげること。これが大事ですよ。

大きな木を育てたかったら、大きな木が根をはれるだけの土地面積がいりますよね。それなのに、小さい領土しか与えなかったら、細い木にしか育ちません。だから、木の成長に合わせて、大きい植木鉢に植え替えるように、子供の成長に合わせて『自由空間』を大きくしてあげないとダメなんです。

子供って、大きくなるにつれて、興味の範囲や行動範囲が増えますよね。

例えば、小さい頃は、お父さん、お母さんと一緒に寝ていても、小学校になったら、自分の部屋を欲しがるとか。小学校までは、門限が夕方6時でよかったけど、中学生になると『夕方6時までに帰ってきなさいよ』と言っても、もっと遅くなって、8時、9時になるとか。

それが当然です。

それを、昔のまんまにしようとするから、苦しくなる。嫌われる親っていうのは『あなた、それはこうでしょ…』『そんなのダメでしょ…』とか、子供の〝心の空間〟に入り込み過ぎるんですよね。

『私は子供のことを愛してるから、入り込む』って言いますが『愛してるから、入り込んじゃいけない』のです。

子供の〝心の空間〟に入り込む人に限って『うちの親は、私にこういうことしてイヤだった…』と延々に言ったりするけど、自分がイヤなことを、なぜ子供にもするんですか。自分がされてイヤだったら、どんなにイヤか分かってるんだから、子供にはしない。これが正解なんです。

子供だって、生きていくのに必要な〝心の空間〟ってあるんですよ。それを、親におかされ、教師におかされ…ってなると、だんだん元気がなくなっていくんですよ。

親子関係がうまくいかない人は、子供の〝心の空間〟に土足で入り込むことを愛だと思ってるけど、本当の愛というのは、そういうことをしないことを言います。

こちらも質問をうけたので参考になれば。

中学生の息子のだらしない生活態度にイライラします。部活は頑張ってるんですが、欲しがっていたゲームを使用時間など、きちんと守ると約束した上で買ってあげました。ところが、約束は全く守らず、ダラダラ、ゲームをし生活態度はますます悪くなる一方で、取り上げても反省せず『返せ!返せ!』というばかり。どうしたらいいですか?

返してあげて下さい。返してあげればいいんです。

時間決めてとか言わないで、その子の時間なんだし、やりたいだけゲームでも何でもやらせてあげればいい。

夜中までやってたら『もっとがんばりな』『それじゃ、普通の人と同じだよ』。

3時までやったら『5時まではがんばりな』。

どうせだらしないんだから、何か一つぐらい一生懸命やればいい。

約束したって守れないんだから、約束なんかすることありません。

それよりも思いっきり、そのことを、やらしてあげて下さい。そしたら何か道が開けますから。

『もう寝なさい』とか言ったらダメですよ。

その息子は普通じゃないんだから、普通じゃない息子に普通のこと言っても通らないですから。

普通以上のお母さんになるんです。

 

 

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