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自発的に

京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。

パーソナルで獲得した筋肉は、パーソナルでしか維持できないのが実際のところ。

例えば、2カ月だけパーソナルに通って、その後トレーニングを辞めてしまったら、筋肉は1週間ぐらいで落ち始めます。だから太る。一度獲得した筋肉が、その後なんの努力もなしに永遠に維持できるわけがありません。世の中甘くありません。

特にウエイトを使ったトレーニングなんかそうです。パーソナルで30kgでスクワットをやってた人が、パーソナルを辞めて自宅で自重トレーニングに切り替えたら、以前のような筋肉を維持することはできません。もし維持したいなら、パーソナルを続けるか、もしくは自分でジムに通って30kgのバーベルでスクワットを続けるかの2択です。

私のところは、自重トレーニングが中心なんでウエイトはあまり使いません。だから、基本的に家でもどこでも継続できます。一生使える知識だけを厳選してお伝えしています。あと、小難しい理論や無駄だと思うことは極力カットしてます。本当に大切なことだけをシンプルにわかりやすく伝えたい主義だからです。食事制限もやらなくていい。筋肉が少なすぎて食事を制限してる場合じゃない女性がほとんどだから。

週2~3回、永遠にパーソナルに通えればそれでもいいんだけど、時間的にも金銭的にも厳しいのが実際のところです。だから、正直パーソナルなんてのはできるだけ早く卒業してしまったほうがいい。もちろん自分でトレーニングは継続すること。それでわからないことがあったり、自分でトレーニングする中で限界がきたら、またパーソナルに通えばいいと思っています。

でないとトレーナーに依存状態になってしまい、トレーナーがいないと何もできなくなってしまいます。『これ食べても良いですか?』『これ食べたら太りますか?』みたいな。それって結局、パーソナルに高いお金を払ったのに何も得られなかったてこと。ただの思い出みたいな。私もそういう仕事の仕方はしたくありません。きちんと自分の頭で考えられるように、トレーナーがお客様を教育していくことが大切だと思ってます。

お客様自身が将来自立して、自分の健康は自分で作っていくことができるように。

お客様の中にも運動が楽しくないと思ってる人はいるでしょう。運動が楽しくないのは『受動的』だからです。

体育の授業で校庭を走らされている学生となんら変わりない。運動が嫌いにならないほうがおかしいんです。

やりたくないけど仕方なくやる、誰かに言われたから仕方なくやる、会社や学校の行事に含まれているから仕方なくやる。

私はそういう体の動かし方に否定的だし、そんなところにカラダの成長も、ココロの成長も伴わないとすら思っています。

運動というのは『自発的』に行うものです。『ちょっとやってみようかな』という些細な好奇心から始まり、きちんと本を読んで自己学習し、自分に見合った道具を揃え、実際に試してみる。そして、うまく行ったこととそうでないことをきちんと反省し、トライアンドエラーを繰り返す。それがやがて目標達成に繋がっていく。私はこうした一連のプロセス全てを『運動』と呼んでいます。

運動を楽しくするのも、つまらなくするのも全て【自分次第】なんです。

そして、『自発的な運動』に勝る精神安定剤はないというのが私の考えです。

運動後に『どこか寄っていこうかな』『なんか新しいこと始めてみようかな』『彼と喧嘩したけどよくよく考えれば私も悪かったな、今夜謝ろう』というような経験はありませんか。

運動という概念を立体的に捉えた時『肉体の変化』はそのうちの一つの側面に過ぎないし、皮肉的なことに、そこばかりに焦点が集まる傾向があります。

日々、自発的に運動に取り組む者は、精神的な充足感や自己肯定感、建設的思考力など様々なプラスの効果が運動によってもたらされることについて理解しています。

人生がつまらない、何か物足りないと感じたら、きっと運動が解決策の一つになるはずです。

 

 

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