ダイエット中の炭水化物はダメ?
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
ダイエット中に敵になるのが脂質だと思います。最近では炭水化物も敵とみなされる時代になってきました。
お米や麺類、イモ類、パンなどに含まれる栄養素です。本当に炭水化物は敵なんでしょうか。
炭水化物の主な役割は、脳やカラダを動かすエネルギーになること。車のガソリンにあたります。
炭水化物をきちんと摂ることで、思考がクリアになり、活動的に過ごすことができます。
炭水化物が敵になるのは摂りすぎた場合です。炭水化物を撮りすぎると、エネルギーとして使われなかった分が体脂肪として体に蓄えられます。
これが主に炭水化物(糖質)がダイエットの敵と見なされてしまう原因です。
それならいっそのこと炭水化物を摂らなければいいじゃないか。という考えに基づいたのが『低糖質ダイエット』や『炭水化物抜きダイエット』です。
炭水化物を抜いて、カラダの脂肪だけをエネルギーにして生活しようという方法です。(普段、炭水化物と脂質は5:5でエネルギーとして使われています)
確かに短期間で体重が劇的に減ることから、高い効果が望めそうです。しかし、本当に健康であり、トレーニングに励む方ほど炭水化物を、きちんと摂ってるのも事実です。
体には【ホメオスタシス】という機能が備わっています。『体の状態を一定に保つ』機能です。
まず炭水化物を摂らないと、体を動かすガソリンがなくなってしまいます。『これは大変だ!元の状態に戻さないと!』と体が反応し(ホメオスタシス)どこからかガソリンを借りてこようとします。
それが脂肪とたんぱく質です。
ここで脂肪だけがガソリンとして100%使われればいいのですが、残念ながらたんぱく質も同時にガソリンとして使われてしまいます。
- たんぱく質と言えば【筋肉や髪、爪、骨、肌、臓器】などに含まれるものです。
- それらに含まれるたんぱく質を壊してガソリンに変えてしまうのです。
どれも女性にとって大切な部分ですよね。
筋肉が減ることは【老化】を意味しますので、脂肪がたるみ、肌のハリがなくなり、足腰が弱り、代謝も低下して太ります。
炭水化物を抜くことは、女性としての魅力を失うことにもつながります。
トレーニング面でのデメリットもあります。集中力が湧かない、思うように力がでない、低血糖で倒れる可能性がある、筋肉が壊れる、せっかく摂取したたんぱく質がガソリンとして使われてしまう、インスリン(筋肉をつけるのに最も大切なホルモン)が働かないなど。
メリット以上にデメリットが圧倒的に多くなります。
炭水化物の撮りすぎはもちろんNGですが、逆に摂らなさすぎてもNGです。
不足すればするほど、筋肉が痩せ細り、将来的に太ってしまうからです。
⚪⚪ヶ月で⚪⚪㌔痩せた!など目先の利益だけに振り回されず、食べるべきものをきちんと食べる。
それが正しいダイエットであり、正しい体づくりであり、正しい生活の在り方だと思います。
専門的な用語を使いましたがご了承下さい。
少しでも炭水化物を摂る大切さを分かってもらえたら幸いです。