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遅い時間に夕食は食べたほうがいい?

京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。

遅い時間でも食べたほうがいいですか?という質問を受けます。

今回は少し専門用語も入りますが、なるべくわかりやすくお話できればと思います。

会社帰りにジムなどに寄ったりする方は多いものです。その時に気になるのが夜遅くなってしまった場合の食事です。

お腹は空いてるけど、遅いから食べない方がいいのか。

食べてしまったらせっかくのトレーニングが無駄になるんじゃないか。

夜8時以降に食べたら太るんじゃないか。

そういう不安があったりすると思います。

私の答えは「どんなに遅くても食べた方がいい」です。

夜8時以降でも、仮に深夜を回ったとしても食事はとった方がいいです。

夜食べないと逆に太る、というのが私の考えです。

食事を抜くと筋肉が減ってしまうからです。筋肉が減ると基礎代謝も下がるので、太りやすい体質に変わってしまいます。

空腹というのは筋肉の最大の敵であり、1食抜いただけでも筋肉は減ります。ですので、筋肉が減るぐらいなら、少しぐらい太っても夜はきちんと食べた方がいいです。失った筋肉を取り戻すには大変な努力を要しますから。

なぜ、夜遅くに食べると太ると言うんでしょうか?一般的には寝ている間はエネルギーが使われないから。

夜中は脂肪を蓄積するホルモンの分泌が盛んだから、と言われています。

もちろんそれらも肥満に関係してると思います。

しかし、最も大きな理由は【筋肉のインスリン感受性が低下していること】にあると思います。

インスリンはすい臓から分泌されるホルモンの1つです。栄養素を筋肉や脂肪細胞に送り込む働きがあります。

この時に、筋肉と脂肪細胞のどちらが、インスリンへの反応(インスリン感受性)がよくなっているかが重要です。反応がいい、つまりインスリン感受性が高まっている方に栄養素は多く運ばれます。

  1. 【筋肉のインスリン感受性が高いのか】

【脂肪細胞のインスリン感受性が高いのか】

普段から運動する機会のない方や、太り気味の方の場合は、脂肪細胞のほうにインスリンは優位に働きます。

逆に、定期的に運動をしていてある程度、筋肉のある方の場合は、筋肉のほうにインスリンは優位に働きます。

つまり、【食べた物が脂肪として蓄積されにくくなるんです】

まだ少しややこしいなぁと思われている方もいると思いますので、さらにわかりやすく言いますね。

会社帰りにジムに寄るわけでもなく、お腹が空いてラーメンをがっつり食べた場合は太りやすい(インスリンが脂肪細胞に優位に働きかけるため)。

ジムでトレーニング終わりにラーメンをがっつり食べても太りにくい(インスリンが筋肉に優位に働きかけるため)。

というわけです。

特にトレーニング後は、筋肉のインスリン感受性が最も高まってるタイミングなんです。

聞いた方もおられると思いますが、トレーニング後30分間はゴールデンタイムと呼ばれるのは、インスリン感受性が高く、筋肉に栄養がどんどん送り込まれるからなんです。

運動直後にプロテインやアミノ酸、糖分を積極的に摂るのもこのためなんです。

お菓子や甘い物を食べるなら、このタイミングがいいですね。

食べても太らない人は身の回りに1人か2人はいるもんです。

遺伝的な要素を考慮しなければ、筋肉があるかどうかが太りにくさを決定する大きな要因の一つです。

少しでも参考になれば幸いです。

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