ダイエットとストレス
京都山科ボディメイクスタジオLIFEGROWパーソナルトレーナーの吉田仁です。
今回はストレスについてお話したいと思います。
人間の身体はよくできていて動いた分だけお腹が空き、動かなければそんなにお腹は空かないものです。“本来は”
ダイエットは単純に考えれば、口から入った物とお尻の穴から出ていく物の足し算引き算です。食べる量と動く量が釣り合ってれば太ることはまずないです。ただ、そんなに動いてもないのに、やたら甘い物を欲したり、無性に食欲が湧いてくるのは、やっぱりストレスによるものが大きいですね(生理などの要因を除く)
食べ物で脳のダメージを中和させるためです。「ダイエット中なのに好きな物ばかり食べてしまう」「やらないといけないって分かってるのに運動したくない」「なんにもやる気が起きない」などこういったことは身体の疲れではなく脳の疲れです。
それに太ってしまう原因は人それぞれですよね。挙げればキリがありません。やはりもっとも多いのが過食。過食の原因はストレスによるもので、そのストレスの原因はほとんどが対人関係にあります。
職場に嫌な人がいる。彼氏が最近会ってくれない。旦那が何にも手伝ってくれない。家族が話を聞いてくれない。SNSで悪口を言ってくる人がいる。など多岐にわたります。ストレスにうまく対処できればいいですが、なかなかそうもいかないのが現実ですよね。
そこでちゃんとストレスを解消しなければ精神が壊れてしまうため、なんらかの行動をおこす必要があります。手っ取り早い手段が「食べ物」と「お酒」です。
美味しいものは脳を癒し、お酒は嫌なことを忘れさせてくれる。ダイエット中だから食べてはいけない、飲んではいけないと、頭ではわかってるのに自分の意思に反して暴飲暴食に走ってしまった経験はありませんか。それ自体は決して悪いことではありません。
本当によくないのは、ダイエット中に関わらず、余計な物を食べてしまったこと、お酒をたくさん飲んでしまったことに対して罪悪感を抱いてしまうことです。罪悪感を抱く必要なんかありません。先ほども述べたように、ストレスによって自分の精神が壊れてしまうことから、頑張って自分を守っているんです。だから、意思が弱い強いの話じゃありません。罪悪感どころか、ちゃんと意味のある立派な行動です。
ストレスを溜めないに越したことはない。ただ、現実的には難しいため、そういう人は焦らずに頑張ればいいんですよ。
栄養やトレーニングの知識を身につけることは非常に重要なことですが、それと同じぐらいどうストレスに向き合うかを考えることも大切です。甘い物で脳に快楽を与えるのも、お酒を飲むのも悪いことではありませんが、体型維持のためには、その他にも脳が“気持ちいい”と感じることを見つけられるといいですね。自分なりの方法で上手にストレスマネジメントを出来ることが、スリムな体型を維持できる大きなヒントです。
美味しいものを食べたり、お酒を飲みながら、ストレスの原因である対人関係についてゆっくり解決策を見つければいいんです。時間、労力、コストはかかるかもしれませんが、自分のペースでゆっくりゆっくり進んでいけばいい。自分だけは絶対に責めないことです。大丈夫、弱くなんかない!
少しでも参考になれば幸いです。